今日、ヒマラヤ調査の荷物を宅急便がとりに来た。今回の荷物はめちゃくちゃ多いので、大変だからなんらかの手を打つようにと、もう2月まえからF先生に言っていた。彼も、先日のボートを持ち帰り、始めてリアルに考えたのか、やっと荷物をどうするかを考えたようだ。昨日突然彼から、荷物が送れないから貨物で送ることにしました。宅急便をそちらにまわしますから、準備しておくようにと・・・。もう、突然言うなよ。こっちも機械の調整なんかが大変で、とても明日に荷物をそろえられる状態にないのだから・・・。そんな具合で、一夜漬けで荷物を整理(?)し、ひとまず大荷物は手元から離れた(絶対忘れ物があるとおもう。忘れ物は僻地では命取り。気が気でない)。
というわけで、良いのか、悪いのか分からないが、一つの峠を越えた。それには違いない。
さて、ここ一週間、トレーニングらしいトレーニングはやっていないので、そろそろ体に負荷をかけなければ体が錆びる。荷物を担いだ金華山をしよう!荷物を送り出した夕方そう思ったが、どうも頭がスッキリしない。むしろ頭が痛い・・・。この出発間際にこの体調かぁ。ちょっとまずいなぁ。
でも、待てよ。あと何日日本にいるか?土曜日の朝には出発だ。水・木・金。おっとあと3日。それで、トレーニングできそうな日はいつだろう。なになに、木曜日・金曜日は雨のようだ。となると今日しか金華山する日はない!でも頭が痛い・・・。
とりあえず体温を測った。36度1分。いつもどおり低い(普段にしてみたらちょっと高め)。ようし大丈夫だ。山に登ろう!そう決断したのが午後10時半。
20キロの荷物を背負い大汗をかいてきた。不思議なことに、こうして体を動かすと頭の痛いのも吹き飛ぶ。時々あるが、体調がわるいとき体を動かすと体調が戻る。というか、冴える。そんなことを実感する。どうやら自分の体は肉体労働者向き、もしくはアスリート向きで、もんもんと事務仕事をしていると体調が悪くなる体質なのかもしれない。確かに、これまでも思い当たることがあるし。
そんなことを考えながら夜の金華山を登ってきた。
明日は水泳・あさっては低酸素。しあさってはバンコク経由ネパール行きのスタート。チベット仏教のエベレスト街道。何事もなく無事に仕事が進むことをただ祈るだけだ。