閑話休題

影 今回のヒマラヤにはカメラのレンズは以前以上のものを持っていった。カメラはデジカメ一眼のキャノンイオス(安いモデル)。それにレンズはキャノンの200mmのLレンズ、28-200のシグマズームレンズ、12-24のシグマズームレンズ、50m F1.8、20mm F2.8のキャノン短焦点。前回の写真でなかなかいいのが取れたと思ったので、今回はそれを上回る・・・と期待しながら重いレンズを持っていった。
 ところが、あまりいい写真は取れなかった。まぁ気分が乗ってこなかったからだと思う。そんな中、幸いにもとれた4つのベストショッツを紹介しよう。

 まずは、標高5000mのベースキャンプの朝、8000mのローツェ方面をみると、雪の白・雲の白を背景に逆光でシルエットを際立った人を発見。テントに戻って200mmのLレンズを構えてとった写真。自分では写真を引き伸ばして飾ろうと思っている。

hosi 次の写真は、準備段階で説明したが、赤道儀とよばれる星の写真をとる道具を今回入手して、ぶっつけ本番で星の写真を撮ってみた。イムジャ湖では朝晴れ、昼曇り+強風、夜曇り、深夜晴れという天気が続いた。毎晩星の写真を撮ろうと頑張ったが、寝るときはいつも曇っていた。この写真は、深夜3時ごろトイレにおきたとき、見上げた夜空がきれいだったのであわてて赤道儀とカメラを構え撮影したもの。地球の自転にあわせて動く星を点に移しつつ、山も移るようにするためいは、広角レンズが適当だとおもったが、シャッタースピードがなかなか難しかった。

tent 次の写真は、アンプラクチャという5800mの峠を登るときのベースキャンプ。下痢気味だった私は、夕方、暗闇にまぎれてテント近くで排便をしていた。すると、光・雲・テントの明かりがぐっとタイミングだと直感した。カメラをもって外にでていた私は、用を足しながら石の上にカメラを載せてシャッターを切った。これから登る峠の不安・天気の不安・高山病への不安・死への不安・・・。そんな不安が写真で表現できたと思う一作。

niji イムジャこのベースキャンプから撤収したその日、4700mのチュクンという村で、ヒマラヤに残置していく荷物のチェックをしていた。すると見る見るアイランドピークあたりの雲が色気づき、あれよ、あれよというまに虹色に。そして、時間とともに色は濃くなり・・・。生まれて初めて見る「はっきりした日輪」に少々びっくりしつつ、ものの記念にシャッターをきった。

5 thoughts on “閑話休題

  1. yamasan

    どれも雑誌に載っているような写真でビックリです。それぞれの写真にストーリーがあって見応えがありますよ

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  2. 竹島

    やまさんは写真趣味でしたね。いただいたコメントありがとうございました。欲しい写真あったら送ります!

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  3. 竹島

    leeさん 了解です。デジタルデータがいいですか?プリントがいいですか?後者なら新築祝として額をつけます!?

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  4. lee

    プリントしたのが欲しいなぁ。デジタルでもらってもプリンターがないからね。よろしくお願いします。

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