既に締め切りが過ぎた原稿をさっきから書いていた。一段落したので、頭をリセットするためにブログに向かう。
いま篤姫がNHKの大河ドラマでやっている。前々回の「功名が辻」は初回から視始め、そのうち欠かせなくなり、日曜日は千代と一豊に振り回された。なので、もう見るものかとその後はなるべく目を背けるようにしたが、ヒマラヤからかえってくるとチョンマゲが恋しくなり、何気なく大河ドラマにチャンネルを合わせた。・・・。そしていまは、再び大河ドラマに振りまわされる毎週になった。
ここ最近では「秀吉」「功名が辻」に振り回され、いまは「天璋院篤姫」に振り回される。そんなときは、原作とその時代周辺の本を読むのも習慣になった。面白おかしくドラマ化しているが、原作はどうなっているのか。その小説は、ある人物や事件をこう描いているが、史実はどうなのか・・・。そんなことが気になってしょうがないからだ。
というわけで、篤姫の原作に当たってみた。ずいぶん、脚本は原作と違っている。いまのところ、上下巻のうち上巻(ちょうど今日の放送くらい)を読んだが、小松帯刀や大久保利通などでてきやしない・・・。しかも、滝山と篤姫との関係や本寿院の大奥での立場の描き方が大きく違う。
原作書くのにも大変な力がいるが、これは脚本も大変な力がいる。一度、脚本家の仕事ぶりを聞いてみたい。
しかし、篤姫の原作、宮本登美子が書いているのだが、以前よんだ彼女の作品「平家物語」とくらべて読みにくく、時間がかかる。彼女、篤姫を慎重に書きすぎていないだろうか?それとも女性ということで資料が少なく苦労したのだろうか・・・。