Google Earth

a3b236ae.jpg このところ英語とソフトウェアと格闘しているのは、JICAが毎年行っているGIS研修の講師を引き受けているからだ。これで7年目。昨年は2日にわたって講師を務めた。言語は英語。昨年、全てを英語でというわけには残念ながら行かなかったが、まぁ許容範囲で講師を務めることができた。今年は、それに加えて3.5日の研修メニューの担当になった。その研修は、頼まれたとき、とても教えられるレベルにはなく、というかほとんど無知の部分であったが(GRASSというGISソフトウェア)、以前から「いつかはマスターしないと」と思っていたため、これを機会にスキルアップしようと引き受けた。

 話は今年の冬からあったが、ヒマラヤで忙しく、帰ってきたら授業で忙しく、夏休みも「岐阜シンポジウム(8月2日)が終わってやっと本腰を入れる時間ができた。ケツに火がつかないと何もできない性格なので、いま格闘しているというわけだ。

 さて、この研修は発展途上国の方々を一月ちかく日本に招き、母国の一線で活躍されている行政担当者・大学の先生・研究所の所員の方々に、近年、無料で配布されているGRASSというGISソフト(商用ソフトだと何百万もする)の使い方を伝授し、母国に帰って、日々の業務で使ってもらえるレベルにして、母国の発展に役立ててもらおうという国際援助プロジェクトだ。私はその中で、GPSをつかった測量技術の担当をしてきた。今年は、GPSとGRASSとの連携と、GRASSをつかったデータ管理と解析について語るつもりだ。

 このGPS研修では、イントロダクションにGoogle Earthで気になった場所にGPSをつかって到達する、そんな内容を盛り込んでいる。また、再来週はGPSでとった情報をGRASSで表示したり、Google Earth上で表示したりを考えている。そのため、今朝、Google Earthを使っていた。

 それで、ちょっと息抜きに天文バージョンを見ていたらびっくり。写真のように当たり前のように「銀河」がある。これは想像以上の数だ。こんなに銀河が沢山あるということをこの歳まで、感覚として持っていなかった。ハッブル望遠鏡(地上の天文台の望遠鏡ではなく、宇宙の衛星に積んだ望遠鏡だと理解している)の画像だというが、これはスゴイ!天文少年だった、当時、もしもいまのようにGoogle Earthがあったら、きっと竹島少年はGoogle Earthでみる銀河の数と場所を夏休みの自由研究で数えていたに違いない。そして、宇宙にうごめく物語を妄想して楽しんでいただろう。

 最近、BSで30年近く前の「機動戦士ガンダム」の放送をやっている。今回の銀河の多さなど、また、25cmの望遠鏡を買ったりと、最近マイブームとしては宇宙づいている。もう、私の宇宙を取り巻く妄想力は加速し始めた。

 しかも、回りまわって、いまは衛星画像をつかった情報処理を仕事にしている。なんとも面白い毎日だが、昨日のように「頭がオーバーヒート」するには困ったものだ。昨日はとうとう水風呂に入りながら潜って頭を冷やしていた。

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