少しだけエコ

 今日、朝から雨の中、春日井の中部大学にバイクでいってきた。片道一時間半の道のりだ。そしてとうとう、早くも恐れたことが起きてしまった。

 事故ではない。ガツ欠である。

 タンク容量が7リットルくらいしかない小さなバイク。リザーバータンクが1リットルか2リットルくらいあるから、正味5リットルくらいが勝負。ガソリン残量を示すメーターはこのバイクにはない。けれど、根拠はないが、まぁ、200キロくらいは走るだろうとおもっていた(原付は200キロくらいで給油していたから)。

 性格がねじれている私のことだ。一目おく高杉晋作の辞世の句「面白き こともなき世を 面白く」で、日々の単調な生活の中、強引に面白きことを作ろうと、ガス欠ギリギリまで給油せず、いつもあのどきどき感を楽しんでいる。とくにディーゼル車では、ガツ欠は命取りとT自動車の関係者がいっていたので、それを肝にめいじて、ギリギリの限界に挑戦する。おかげで、車についてはガス欠は大学生のときの一回だけではある。

 しかし、あまり気を使わなくてもいい原付は既に3回ガス欠になり、延々美濃の田んぼの中を原付を押して歩いた経験がある。さて、今回のバイク。

 今日、中部大学からの帰り道、173キロのところでガツ欠になった。はじめての給油がガツ欠のため・・・。なんとも恥ずかしい限りだ。リザーバータンクに切り替えようと思ったが、目の前がガソリンスタンドだったので、そのまま直行。給油量4.8リットル。それで燃費を計算してみると35キロ。173キロの走行は、名古屋から岐阜 一回。岐阜と美濃を往復。岐阜と春日井を片道である。岐阜と美濃の往復よりも平均して信号に多く止まったかと思う。それでも平均値で35キロを示した。ということは岐阜と美濃の往復だけなら、燃費はもっと延びるのでは・・・。コイツは原付なみの燃費だ。カタログ性能だと60キロの走行で54キロ。他の250ccのバイクの燃費が40キロから45キロくらいが多いなか、ダントツの燃費を仕様上は示しているが、実燃費でもきっとこのバイクはいいのだろう。ちょっとだけ、嬉しい。財布にも優しいが、何しろ化石燃料の使用量を押させることができた。

(それなら自転車がいいには違いないが、岐阜の道は歩道のない1車線が多い上、路側帯は波打ち、雑草が道までギリギリ生い茂っているため、危ないこと極まりない。自転車25キロ通勤もしていたが、これは命の危険を感じた。原付も然り。その中での最善の選択のつもりだ)。

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