先日も書いたが、いまヒマラヤの報告書を書いている。その一環でヒマラヤにおいてきたフィールドサーバーというコンピュータが送ってくるヒマラヤイムジャ湖の映像を最近時々みている。左の写真は、2008年10月17日午前11時(日本時間)の映像だ。まだ湖は凍っていない。氷河の末端から崩れた氷山が湖の反対側まで移動してきている。
そこから、9時間の間、イムジャ湖とナムチェバザールとのインターネット回線が切断され(日中は水蒸気のせいで途切れるらしい)、次の映像が送られてきたのが午後8時(日本時間:現地時間は日本時間からマイナ3時間45分)。そのときには、ほとんど全ての流氷が溶けている。驚きの様相だ!
と思いきや、別の角度からイムジャ湖をとらているカメラの画像で見てみたら、風で氷河のほうに押し戻されているということが判った。まぁ、それだけのことだけれど、よくもまぁ、電気もインターネット回線もないこの天空の地の映像を、こうして日本から見れるものだ。感心してしまう。