宿

15fb2c32.jpg今日の宿は見覚えある地域だった。宿までの道中、一泊3500~1900円の宿が並ぶ。しかし宿といっても構えは2500円以上ならビジネスホテル。それ以下は30年前の学生下宿のよう。今晩とまる「ホテル」、ガイジンしかみあたらない。背広きたおっさんは私だけ。場違いと思いつつ、海外旅行気分のおすそわけ。
近くの銭湯探してお湯につかるとチープな石鹸の匂いが立ち込めて、学生時代にタイムスリップ。
帰りのコンビニでビールとミンチカツを買い、湿った畳の臭いと網戸のない窓からのメトロポリタン・空想するうごめく人間模様を肴に、暮れてく夜に精神は溶けてゆく。

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