東京セッカチ

1328cfc6.jpg 東京に行くたびに、「おやっ」というものに気づく。今回気づいたのは写真のものだ。地下鉄のプラットフォームに貼ってある写真のポスター。駅名と色が塗りつぶされたり文字が書かれている。これの意味がわからなかった。が、これは、各駅で乗り換えるとき、何両目の車両に乗っていれば、時間が短縮されるかわかるということを示したポスターだそうだ。つまり、自分がどこどこの駅で、なになに線に乗り換えるときは、何番目の車両に乗っていると便利がいいかを示すもの。なんでも主婦の発明品だそうだ。

 これを聞いたとき、悲しくて笑えてきた。そんなぁ~・・・、電車くらいすいている車両を見計らって乗れよ・・・と。込んでいる車両に乗ることと、ちょっと歩くこととどちらがいいか。もちろん私は「込んでいる車両に乗るくらいなら、長い距離歩いたほうがマシ!」と思っている。
 ポスターがあるということは、それを知りたい人がいるということだろう。多くの東京人はあまりにもセッカチだ。歩く時間がないならば、1分家を早くでればいいじゃないか、と私は思う。

 社会の中で「ある役割」を背負って生きなきゃいけない私たち。確かに歯車のひとつに違いないし、そう自覚していなくちゃいけないけれど、本当に歯車になりきることもあるまいにぃ・・・。組織の中で歯車だからこそ、個人が全責任をとれる行動くらいは人間らしいスタイルで生きたい、と改めて思った。

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