会社員をしていたとき、上司がよくいっていた「鍋に入った」という言い方を覚えた。ワリとその言葉が気に入っている。どうなるか判らなかったものが、判り、あとはそれほど苦労なく順調にいく、そんなときに使う言葉だ。
金曜日に報告したブログで「レイトレーシングからラジオシティー法」に変更せざるをえないといったが、土曜日職場の最新パソコンで欲しいデータを加工してみたら、どうやら一枚の画像を作るのに、30000分以上かかりそうだった。4日以上の計算だ。私はすくなくともまずは20枚の画像がほしいとおもっていたので、単純計算で20×4日、つまり80日かからないことには欲しいデータが集まらない・・・。この壁を乗り越えるためには、新式のパソコンを、なるべくたくさん集めること。20台集めれば4日で終わる。しかし、一台10万として200万。これは無理だ。なんの縛りもなく自由にやるために研究費をとっているわけではない。いま、デュアルコア、クアッドコアなるCPUがあり、一台のパソコンでも並立して2個、4個の処理を進行させることができるもの。では、クアッドコアなら20÷4、つまり5台。5台×10万。50万。・・・。これも無理。
となると手元にあるそこそこのマシンを全て投入して・・・。どうやら同時に10処理流せる分はありそうだ・・・。しかし、4日まった結果、エラーでできなかったらどうするか・・・。
ちょっと発想を変えてみた。すると4日かかる処理も、30分でつくる画像とそれほど品質が代わらないことが判った。これなら、一台のパソコンを一晩動かせば大丈夫だ。となると・・・、さらなる発展的なことも出来そう。あ~妄想して楽しいぃ。つまり私の「やりたいこと」も鍋に入った。
しかし、今朝、5時半ごろ目が覚めて、学生の卒論と自分の妄想を考え出したら目がさえてしまい、早々と布団から出る羽目に。テレビつけながら思考しようとおもったが、わりとどうどう巡りするだけで、うまく考えがまとまらない。
となるとこれしかない。金華山だ。
登る速度をいつもより下ろし、考えながら登る。
家⇒山頂⇒岩屋公園(家の反対側)にいって往復とおもったが、すれ違う人との朝の挨拶で思考が途切れるので、ドライブロードを歩くことに。
ようしぃ、だいぶまとまった。なんとかカタチになりそうだ。