ストレス解消?

 先だってのとおり、私はビョーキだ。病気治療のため、「ストレス解消」と「運動が」どーーーーーしても必要だ。

 今朝、起きたら外はサンサンとして、ベランダに出ると「ぬるい風」が心地よく吹いてきた。うーんなんだろう。4月の頃の陽気か。空気の湿り具合もいい。寒い冬からぬけて、暖かい春の息吹を体にうけてスキップしたくなる外気だ。なぜだかしらないが、これは走るしかあるまい。半年ぶりにVAAMをのんで、本格稼動してみる気になった。
 
 パタゴニアの山用下着(ハーフジップのお気に入り)と山用モモヒキ。そして、夏に履くハーフパンツ。山用のゴアテックスの帽子にサングラス。そして2000円の靴を履いて山に繰り出した。少々下半身のいでたちが特殊だが、それはわざとではない。私には手ごろなジャージがなく、あるのはよれよれのスウェットパンツだけなのでこうなるのだ。

 最近、週末はオニギリをつくって山に登ってオニギリとポットの味噌汁というランチをしているが、今日は戦闘モードだ。できる限りのスピードでふらふらになるまで体を動かしたい。いつもより速いスピード。自分でいうのもなんだが、たぶんカモシカのように山を登って駆け下りたと思う。家からでて、山頂経由で山頂をはさんで反対側の下り口に至る。時間にして40分。そのあとは山をぐるりと回るドライブコースのジョギングに切り替える。
 二・三週間前ものを考えたくて、その道を歩いたが、そのときはヒマラヤトレーニングをしていたときによく走ったこのコースを、いまは走れないと思った。しかし、今日は戦闘モード。
 この辛い坂道もあきらめずに10分間くらい足を動かしていたら苦しいけれども峠に至る。呼吸は苦しい・・・。足は重くなる・・・。
 五分たった。あとその倍の我慢だ。いやでも、なんでもとにかく足さえ動かせば前に進む・・・。
 ヒマラヤでルクラからカトマンズまで通常2日の行程を一日で駆けたときのあの苦しさ(あまりに早かったので、お前はシェルパか?とシェルパに言われた)に比べたら・・・こんな苦しみ、たかが10分だ!・・・。これまでの苦しいことを思い出して我慢する。死ぬ気になったら10分だって息を止められるだろう!?それくらいの気持ちで挑む。
 10分たった。やはり、峠に着いた。あとは下るだけ。楽チン、楽チン。

 登山道を降りてからのドライブコースは35分で家まで。合計1時間15分。VAAMの効果も出るだろう。そして、これまでおざなりにしてきたストレッチも入念に。近くで工事をしているおっさんが、股を広げて足の筋を伸ばしていた私を見て「あんたからだやわらかいなぁ~」と声をかけてきた。・・・。

 さて、「ストレス解消」「運動」、この二つを同時にしたつもりだったのだが、今日も途中から、このような体への極端な負荷のかけ方は、逆にストレスをかけているのではないだろうかと、ちょっと思った。しょうがない。僕はMだから・・・。どうやらそういうことみたいだ。

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