今年の大河ドラマ

篤姫につづき、今年も大河ドラマを欠かさず見ている。天地人。

麻生総理風にいえば「いかがなものか・・・」と思うに至った。

人一人の人生はドラマだとおもう。これはその通り。しかし、そのドラマが時代を超えて普遍的か、時代の変革点となりえているか、それが後々、「語り継がれるドラマ」になるかの違いだろう。語り継がれるドラマが「大河ドラマ」。私はそう位置づけている。源氏と平家、室町幕府と朝廷、戦国時代の道三・信長・秀吉・家康。元禄文化に吉宗。幕末。時代変革スピード感と方向転換の激しさ・・・。これが非日常だからひきつけられる。

天地人。カネツグ。・・・残念ながら知らなかった。しかし、もう何回も焼きまわしに同じ次代を作り変えている大河ドラマだから、マイナーな人に視点を集めるのも、これも時代か・・・。そう思って我慢して視ていた。

しかし、とうとう一月前、耐え切れずNHKにメールした。理由は「北斗の七星」といっているときに流れた背景の夜空が「さそり座」だったからだ。「NHKしっかりしろよ!」とメールしたのだ。

その後も、我慢してみているが、先週とうとう我慢の限界一歩手前。私は脚本に問題があると直感した。そして、その脚本は「女性」が書いているのではないかと。それで、調べてみた。やっぱり女性が脚本を書いていた。1つのことを主張したいがために、他の事象をおざなりにしている。義や仁、礼や考・忠の考え方からはみ出すぎて、目の前のことに盲目となっている。男の世界観ではないと思った。しかし、脚本家のその日暮らしの世界観の見せ掛けの小ささを、役者の演技でお茶を濁す。昼のドラマならいざ知らず、普遍的な、時代の変革点のドラマであってほしい大河ドラマとしては由々しき脚本。そして演出。今日も、鼻につく展開があった。

こいつは、1つそのうち原作に当たって脚本家の「考え違い」を調べてみたい。そう思った。

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