大学を留年するまで、小説なんか読むものか!と思っていた。理由は簡単。小説は一人の人間が考えた想像の世界。もしも小説をよんでどっぷりその世界に入ったら、なんだか、その小説家にしてやらてた!と思うので、それが悔しくて読まなかった。
しかし、大学時代カレー仙人に借りた「ノルウェーの森」を通して、小説をよんでそれにどっぷり浸かるのも悪くはないなぁと思った。それ以来、時間に余裕があれば小説(といっても何をよんで いいのか分からないので、中学・高校の国語のテスト勉強を通して「聞いたことある」小説を読むようになった。
はたして、ここ一年。小説を読むことはなくなった。時間がない!その一語につきる。しかし、今日はたと思った。私は出不精で一日中家にいてもなんとも思わない。いまいち、目的のない旅行の意味が理解できていないため、旅行なんかしたいとおもったこはない。それで、普通にリフレッシュする毎日。
ところが今日発見した。私が旅行でリフレッシュしなくてよくなったのは、小説を読んで、その世界にどっぷりタイムスリップや別世界トリップをしてリフレッシュしているからではないだろうかと。
ここ一年、小説のようなものを読んでいない。
今日、無性に小説を読んで意識のトリップをしてみたいと思った。まったく安上がりな旅行である。
しかし、小説は一日で読みきるに限る!一日どっぷり浸からないことには、小説の空間に入り込めないからだ。さて、そんな時間はいまあるだろうか・・・。