フォレスターといってもスバルの車ではない。最近、ドイツの林業を日本でもまねて日本林業を活気付かせようという国策のフォレスターのことだ。
リモセン・GIS・GPSに魂を込めてきた私だが、最近は知らないうちに、コテコテの林業の大河に放りだされていた。
よくわからないことだらけだ。
そんなよくわからないだらけだが、日曜から火曜日まで、ドイツから日本に二人のフォレスターがやってきて、ドイツフォレスターなら、この山をどうするかという実地研修に参加する機会を得た。はじめて、ドイツ人の口からドイツ林業の話を聞いた。
この職場にきて10年経つが、初めてに近い。こういった研修に参加して学ぶ機会を得たのは。いままでは、孤軍奮闘、独学、自己研鑽の毎日だ。
私は間伐の流儀や道作りの流儀について、特に詳しい知識を持ちえていないのでテクニック的なドイツフォレスターの講義のありがたさがいまいち判らなかったが、日本の林業、とくに林業業界(民間・行政)の問題点と改善点に、また新しい切り口を見つけられた気がした。
がぜん、ドイツをアポなし突撃取材をしたくなった。
(一度、ドイツはいったことがあるが、食べ物はうまいし、治安はいいし、また行ってみたい都市のひとつだった。再訪のモチベーションが上がった)