豪雪地帯の妄想

米沢の市街地にも1m以上の積雪がある(アメダス)。しかも、ここ一週間前はその1.5倍の雪の量だったとのこと。平年は雪がだいぶ溶けているが、今年は随分残っているとのこと。

山形に来る道中3人の山形人を思い浮かべた。

NHKの「直江兼続」の印象である戦国武将 上杉謙信・景勝。
そして、世界の「おしん」だ。

NHKの大河ドラマを見ながら今ひとつ「しっくり来なかった」のが2つある。
雪が豊かな水をもたらせ、米の産地。
雪になれば、戦が小休止しささやかな幸せが家族にもたらされる
そんな話だ。

けど、これだけの雪を見て思った。
こーゆー大雪は陸上のダムのように水を蓄えて、そいつがチロチロ流れれば、たしかに安定した水量を田植えまで確実にもたらせるだろうし、これだけのドカ雪など敵も攻めようがないし、敵の行軍も大変だ・・・。納得。

しかし、これだけの大雪だと住民は冬の間なにして暮らしているのだろう。

そこで”おしん”が妄想に登場する。

なるほど、雪国の生活は苦しい。冬は動けないから夏の間の収穫で食いつなぐしかない。伊藤四郎が「ツチノコ」叩いて稲わらでむしろをおっている後ろ姿が思い浮かぶし、泉ピン子が囲炉裏で粥を煮る姿が思い浮かぶ。冬は出稼ぎに行くか、じっと耐えるか・・・。大変な時代だったんだろう。

そして、いま思い出した。大学生のとき建設業のバイトで、秋田からの出稼ぎの集団と一緒に仕事をしたことがある。なんで、わざわざ・・・と思ったが、こーした大雪を見るとなっとく。

岐阜は1年をとおしてその街に入られるところが、北国との違いだなぁと豪雪妄想。

冬の林業は・・・と尋ねたら、稀に雪道をつくって重機で出材しているらしい。

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