出会い

いまの通勤路にしたのは、昨年の8月頃。その通勤路で気になる建築屋と材木店がある。前者は、恐ろしいほど豊富な製材品を抱え、後者は通常の材木店とは一線をかくした品揃えの店。8月頃からそれに気づいてはいたが、別段、その二つの会社の日頃の商いを妄想するだけで、それ以上の関心は持っていなかった。それが、1月頃から1度、2つの会社の方に話を伺いたいと思うようになった。

自分で言うのもなんだが・・・、私はあまり社交的ではない。人とつるむことは苦手だし、相手とのおしゃべりも上手ではない。何かテーマがあって、議論する!ということは好きなのだが、雑談というのがあまり上手にできないのだ。

そんな私だけれど、なぜかアポ無し突撃電撃インタビューのようなことは、嫌いではない。面識もない人に出向いて、世間話をしつつ、相手に合わせながら雑談して、いろんな話を聞く。

そんなことで、先ほどの2社を訪問して一度話を聞いてみたいと思っていた。

特に、材木屋のほうは特に興味をひかれていた。
材木屋は、ある交差点から50mくらい手前のところにある。私は毎朝、だいたいそこの信号機で信号待ちをする。ほんとうによく材木が動いている。しかも、土場においてある材木は毎回サイズや樹種がちがうばかりか、切り刻んで小さくしている丸太もある。

私はその土場をバイクで乗り込みコンテナハウスの事務所に近づく。コンテナハウスいは人影が見え、私は、私の一挙一動を”見られている”意識を感じる。イタタタた・・・。視線が痛いぃ。しかし、何事も感じてないように、ないように事務所に近づく。

お忙しいところすいません。ちょっとお話し聞けないでしょうか?

ああぁん。なんの話ぃっ!

私、林業の勉強をしていて、いつもここの横を通る時、御社に興味を持って・・・。

あぁ、じゃぁ中に入りな。

・・・。

(人相のキツイ禿頭のオッサンが突然、やってきたら、そりゃぁ警戒するよなぁと思いながら・・・)

無我夢中だったので、何分話し込んだのか分からないが、随分いろんな話を聞けた。私の林業仮説も間違っていなさそうだ。社長とは打ち解けてることもできた。こんどは手土産をもって、再度訪問してみようと思う。

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