技術の進歩

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photoscanというソフトウェアを購入した。
たまたま研究費に余裕があり、試しに買ったという程度のソフトだ。
画像処理をして3Dモデルを作るためのソフト。
1 山をあるいて写真をとれば、写真に写った木の位置や大きさがわかるだろうか?
2 空中写真から樹冠高をどれくらい手軽に作成できるか?
そんな興味だ。

12月に購入したソフトだが、時間がなくてお試しできなかった。しかし、25日の職場のイベントが一段落したため、少し時間をとることができた。そこで、ここ2・3日、新しいソフトphotoscanの操作を覚えようとしている。

いわゆる、昔からの写真測量ソフトウェアと違い、このphotoscanはSfMという技術を使って3次元モデルを作るソフトだ。写真測量用ソフトで3次元データをつくろうとすれば、いろいろややこしいパラメーターを必要とした。しかも、データの処理にも時間がかかった。

ところが、このソフト。
なんのパラメーターを使わずとも3次元データができる。しかも、適当な場所に位置情報(緯度経度)を入れてやれば地図になる。

一箇所を中心にしていろんなアングルから写真をとるだけで、3次元データをつくる。

処理も早い。
なぜなら、パソコン処理技術の向上で、昔は一晩かかったような処理も、いまでは数分で終わってしまう。しかも、こういった画像処理系はGPUというグラフィックカードが処理を分担してくれる。

こういった新しいソフトや処理技術の向上で
昔はほぼ不可能だったことも、いまでは可能になった。
新しい技術が世に紹介されれば、ユーザーの裾野が広がりつつ
同じようなことを皆がやるようになる。

まぁ、私の場合、そういうところで競っても
あまりお役に立てそうにない。賢い人はたくさんいるし
新しい技術がでれば、あっというまに解決されるようになる。

ソフトやコンピュータではできないこと
ソフトやコンピュータでは思いつかないこと
そういったところで頑張らなくっちゃいけないな。

数年前は、こういったソフトが出て来れば
喜んで、あれもこれもやってみたいと頑張ってはいたが
いまは、そんなのはそこそこに・・・。
もっと思考・妄想勝負のところで頑張らなくちゃと
こういった新しい技術を目の前にして思った。

画面の写真は、適当に撮影した5枚の画像から
カメラの位置を割り出し、写ったものの3次元モデルを計算している。
(特に、何もせずともここまではボタン一発でできてしまった)

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