11月に名古屋でESDの国際会議があった。
世界各国から要人が名古屋の白鳥会場に集って、ESD(持続可能な開発(発展)のための教育)について数日間議論が行われた。皇太子も来場。
ESDとSDとがごっちゃになって議論され、我こそはESD実践者ということで、耳慣れない最近登場した舞台に上がり、事例発表をすることが多いのがこの手の会議だ。
さてそんなどさくさに紛れて私も思いついたことがある。
ESDの会場にいったとき、展示物のパネルやベンチなどに木材がつかわれ「間伐材を使っています」というアピールがしてあった。育林林業もSDの1つの候補。間伐材(←私は、間伐という謳い文句は適切ではないと思っているが、それはマニアックするぎるのでおいておくとして・・・。正しくは、不採算木材であるべきだと思っている)を使うというのは、SDの趣旨に一致する。
その取組を、ESDにつなげるには、より多くの人が間伐材をつかおうと思う仕掛けが必要だ。
多くの人が、しかも海外の要人(自国で発言力を持つ)が来場している。会場の木材をみて「日本の木材に気づき」「よしっ、こんなにいいものがあるならうちの国でも使ってみよう」と思う仕掛けがあれば・・・。
ところが、会場のスギ・ヒノキには塗装が塗られていた。そのためヒノキやスギの香りは皆無。
肌触りは、オイル系の塗装なのか、ねっとりとした「チーク材」のような肌触り。これでは、単なる強度をもった素材でしかなく、来場者への木材PR(つまりSDー持続可能な資源利用)にはなるまい。
どうして、塗装を塗っちゃったのか?木材の良さはわからなくなるし、発注値段も高くなる・・・。
そこで、会場設営担当者を探して、昨日会いにいってきた。木材に塗装した理由が、「乾燥歪みや割れ、外国人がヒノキの匂いを嫌う」などの木材側に問題があるのか確認するためだ。
ヒヤリングの結果、木材側の問題ではなく、主催者側の経緯として、副知事が間伐〇〇委員会の偉い人であったため、間伐材をつかった取り組みをしているアピールをするという指令にとどまったからとのこと。
よし、それなら大丈夫。
日本林業復権のため、いいこと思いついた!
ちょっと取り組んでみよう!!!!
こうご期待!(しばらく秘密に動いてみます)
楽しみにしています。
私も子供たちに山の話しているので、ESDにもう少し突っ込んで関わりたいと思っています。
小森さん、ありがとうございます。
いま本庄工業さんで山荘の部材をプレカットしていただいています。もうじき出来上がるようです。
真冬の建設になるようなのですが・・・、そちらはもう雪深いですね・・・。できるかな~と気が気でないです。