無節材

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先日、忙しすぎていつかすぐには思い出せない・・・、愛媛に日帰りしてきた。
ある地域の森林資源解析をするお手伝いをしている兼ね合いから、現地入りする必要があったからだ。そこの森林組合の事務所に入り、少々驚いた。
その事務所の内装材がすべて無節で整えてあったからだ。

もし、私が家を作ることになったら、近くの山の木から挽いた板(当然、節だらけ)よりも、無節の材で建てたいと思う。そんな意味でこの森林組合の内装材は目をみはる。

しかし、新しいからということもあると思うが、個人的な好みで言えば、このスギの無節材は年輪幅が広すぎるし、年輪の色が濃すぎて少々落ち着かない。

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はやり、無節の内装材となると・・・、木曽ヒノキか東濃ヒノキか、はたまた紀州ヒノキか・・・。木曽は芯材が淡黄色、東濃は薄ピンク、紀州はお手頃価格。
ユーザーの好みに併せて材(経年変化を加味し)の提案ができることが重要なのだと改めて思った。

無節の材をそろえて内装した、その心意気には打たれる。

ちなみにひと月前に東北の組合に行った時、組合事務所の内装がプリント合板。重機の倉庫は欧州赤松だったことを考えると、この愛媛の組合の取り組みはあっぱれなのだが・・・。

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