先週の土曜日、わけあって渋谷駅に降り立った。
再開発のビルの建設現場を歩道橋から垣間見た。
明治以前、このあたりは丘陵地で、沢あり、谷ありだったのだろうなぁ・・・。
掘り返えされる”土”をみると、当時の景色が目の前で再生される。
住宅街の坂道をあるくと、当時の木立が再生される。
この100年、景色は随分かわったのだろう。
ただ、不思議なのは雑木林だ。
関東(人口の多い、東京・千葉・横浜周辺)の雑木場ばやしのどんぐりの木は太くて樹高もたかい。
しかし、このちいき(愛知・岐阜)は、まだまだ細くて樹高も低い。いかにも二次林という感じだ。
気候だけの違いではあるまい。人間の収奪圧力の違いだと思うが、今ひとつその仮説がシックリこない。なぜ、関東の雑木林はそこに生育する広葉樹が大きいのか・・・。
渋谷のほじくり返される土を見て、そんなことを妄想し、連想した。