約一年前、歩いて通勤した時、道端のゴミに心を痛めた。ゴミがあることに違和感なく成長していく子供たち・・・。そうなったら嫌だと思ったからだ。
そして、ゴミ拾いを画策した。
市役所にゴミを拾うから回収してくれないかと頼んだが、個人からの依頼ではダメだと断られた。
職場にある、ボランティアサークルに声をかけた。学生はのってきたが、サークルを統括する職場の事務員が「目的は?書類を出せ・・・」うるさいことを言ってきたので、ボランティアサークルとの協働は諦めた。
・・・
月日は流れた。
先日、ゴミ袋を片手にジョギングする人を見かけた。私よりも少し年上と思われる人だった。
その数日後、ゴミ袋を片手に散歩する人を見かけた。
彼らをみて、ゴミ拾いが特別なことだと思っていた自分がちっぽけに思えた。やりたければ、やればいい。心の赴くままに、今日、ゴミ袋を片手に通勤した。
今日は、空き缶の日。
また別のときには、ペットボトルの日・・・。
このゴミ拾い、大きな発見があった。
最初の1つを拾うのには、少し勇気がいるが、拾ってしまえば
呼吸するのと同じくらい、誰が見てようと気軽に拾えるように自分が
変わっていたこと。