入魂の軌跡」カテゴリーアーカイブ

昨年の今頃

昨年の今頃、コンピュータグラフィックで山に木を植え、光をあてていた。
A 研究遂行のための大体のツールがそろったが、木の形をどう数式で表現するか。
また、
B 大量処理に時間がかかることで少々頭の痛いことがあった。

そんなことをしているうちに、中部財界からの仕事やインドネシアの仕事がはいり、一時停止になっていた。

さて、いま私の中では「凪(なぎ)」の状態だ。正直、インドネシア帰りで放心状態なのだが、最近またメキメキエネルギーが満ちてきた。

そこで、一時停止になっていたCGの改善を行うことにした。
Aについては、とりあえず文献を春に揃えた。準備は整った。
Bについては、私の技術力の問題とあきらめていたが、ここ4日、格闘した結果
これまで、数時間かかり、そのあとのエラー処理をアナログでやっていたことが
あっという間に、ものの1分もかからず目的のものが出来上がる状態になった。

よーーーし。
力が満ちてきた。

CGその後

例のCG、880時間かけてやっと処理が終わった。ウィンドウズだったら絶対にフリーズしていただろうと思うが、LINUXでは880時間も処理がつづけられた。しかし・・・。そのCGも研究素材にならない。この880時間の間に、東奔西走した行脚によって知見を得て、さまざまな改良点に気付いたからだ。ただひとつだけ、880時間の価値があるのは、ラジオシティー法では880時間かかるという事実の価値は大きい。

さて、東奔西走の行脚も、明日あさっての愛媛で、一旦終了。ボロカスいわれてくるだろうけれど、くじけることなくまい進しようと思う。

卓上スクリーン プロトタイプ

584bb916.jpg さて、これから4月の入学式までの間、しばらく行脚をしようと思う。自分の今のアイデアをもんでもらうため、各地に散在する方々を訪問して、やっていることを批評してもらうのだ。つまり、押しかけプレゼンテーション。先日、そんなアポを筑波宇宙センターに入れた。プロジェクターを持っていくが、スクリーンはご用意いただけるかとたずねたら、探してみます、だった。なるほど、スクリーン探しにご苦労をかけてしまうのか。となると折角時間を作ってもらっても、相手のディスカッションのモチベーションを下げてしまう。スクリーンは重たいし、かさばるし・・・。

 そこでここ一週間、卓上スクリーンができないか考えてみた。条件は、カバンに入り、軽くて、設営が簡単なことである。一般的な映画のスクリーンを小さくしたようなものから始まったアイデア。これが、ある問題を改善しようとすると、するすると形を替え、素材を替え・・・。いろいろ妄想した結果、写真のようなものに落ち着いた。費用300円。

 明日、東京に4箇所出張する。もちろん、卓上スクリーンを持参してだ。

 今度は、卓上プロジェクターの電源でも開発しようか・・・。そうすれば、マクドナルドやスターバックスでも人の意見を聞ける。

なるほど、CG作戦

 もうたまらん。310時間コンピュータを回しっぱなしにしているけれど、45.8%しかまだ処理がおわっていない。これは大変だ。

 発想と工夫でなんとか乗り切ろうと豆実験を昨日からはじめた。オークションで一万円で落札したパソコンは、昨日からうなりを上げて処理をし続けている。当初は、このパソコンで16枚のミニ画像を作る予定だったが、今日職場にきたら、まだ6枚できただけ。おまけに、処理の命令を間違えていたため(昨日寝る前に気付いた)作り直す画像が2枚あったので、一旦終了させ再び処理を始めた。時間がかかる・・・。
 そこで、もう一台のパソコンで分散させて処理させることにした。しかし、当時CPUだけで10万円したこのパソコンも、いまでは一万円のオークションパソコンに毛が生えたような速度。これまた時間がかかる。仕方ないので、いま使っているノートパソコンでも処理をさせ始めた。パソコンがいくつあってもたらない・・・。(いま家に、2年前の最速マシンがあるので、職場では世代の古いマシンしかない)。

 悩んだ挙句、浮気を考えた。もっと早いソフトはないのか!しかもフリーの・・・。すると、早いかどうかはともかく、なるほど、知らなかっただけで、わりとフリーのCGソフトがあるのだなぁ。いろいろ発見。そして、それらの違いを調べていたら、「このソフトは○○だからリアル」「○○だから時間がかかる」「静止画用のCG,動画品質のCG」とか、いろいろ出てきた。そして、全体像がおぼろげながら分かってきたような気になった。

 つまり、CGは近似であって現実世界では決してない。そのCGの技法も、レイトレーシングやラジオシティー以外にもいろんなアルゴリズムがある。それぞれに長所短所がある。そこが私のアホなところだった。何が何でも・・・と思っていたのだ。

 そうか、私は間違っていたかもしれない。あくまで近似なのだから、近似を前提に話を組めばそれはそれで、論がたつではないか。そういえば、緒方賢の追悼番組で、緒方賢が、何事に手を抜かず役になりきろうとするわけを、友人にこういっていた、とう話を聞いた。芝居はどうせニセモノなのだから、それを演じるときにはトコトンニセモノになりきらなきゃ・・・(そんなニュアンス)。
 うん、それだな。その作戦でいくことにしよう。多少の現実との誤差は、後世に託し、大きな組織にたくそう。私の役割は、そう、「パイオニアワーク」。こいつが私の目指すところじゃないか!

 ちょっと気が楽になった。

CG

7fa00c9f.jpg 例のCG、コンピュータを動かし始めてからすでに277時間が経過した。つまり、11.5日が経過した。しかし、処理としてはまだ、48%が終わっただけだ。これは終わるでに一月かかる・・・。

 まぁ、自分の持ち味は、発想と工夫とバイタリティーだ。学者先生たちのいうところの難しいことは分からないが、なんとか自分の持ち味で乗り切ろう!

方向修正

793d367a.bmp 先日のCGだが、処理を始めてすでに180時間がたった(7.5日)、まだ処理の3分の1も終わっていない。この処理を何百もやろうとしているから、困っている。それで、その処理と同じようなCGが近似的にできあがる(多少品質は下がっても)方法を探っている。その解を見つけるための、豆実験をした。

 昨晩、眠い目をこすりながらコタツで背中を丸めて、出来上がったさまざまな方法で作成した何十枚かのCG画像の(本番のCGよりも小さいから2日かけてつくった)差を検討するための解析処理をした。眠たかったが、あと少しでゴール。あと少しでゴールと思って突き進んで、さぁ出来た!「バンッ!!!」とグラフと画像を表示させた。

 すると、小学生のとき「自信満々の絵を書く会」の審査結果で自分の名前をよばれなかったときのような感覚・・・。がぁ~くぅ~。これじゃぁダメだ・・・。
思わず、腹筋の力が弱まり、背中をまるべて90度以下に維持していた私の体制は、重力にまけて180度に開き。背中から床に、バタン。

 あ~どうしたらいいのだ・・・。これまでの苦労が振り出しだ。確かに技術的な解決はしてきたが、森林のモデリングとCGの整合性で大きな壁に。うーーーん。

 今朝、あまりにもテンションが低くなったため、バイクで風邪を引きそうなくらいからだが弱まっているので車で職場まで来たが、よぉーし、あれがダメならこれでいくか!という新たな豆実験のアイデアが出てきた。負けないぞ!と自分を鼓舞させている。あ~肩も凝った。頭痛によくない。

 だから今日は香港で買ったカンフーの教本(棍棒)とNHKのカンフーDVDを家から持ってきた。さて、運動、運動。だって僕は病気だもん。

方向性

いま岐阜大学に行ってきた。例の森林の話をしてきた。
その結果、どうやら「方向性は間違っておらず」現在、それに取り組むものが感じていることをクリアにしようとしている取り組みで、「すごいとになるかも」しらない事項というコメントをいただいた。
なるほど、方向性はよさそうだ。
あと3人に話を聞きたい人がいる、東京に2人、筑波(宇宙センター)に1人だ。近々訪問して実作業に入ろうと思う。

やっとここまできた

c97aaa37.bmp無から有を作りだし、研究の真似事をしている。パソコンと少しのプログラミング、無料のソフト(LINUXとその他科学解析のためのソフト)を駆使し、やっといまここまできた。全部で16個くらいの手順があるが、それぞれ時間がかかる処理なので、自動処理する必要があるが、なんとか、あと一つの手順を残して自動処理でご覧のグラフまで作成できるまでいたった。この16個のくらいの手順を約300種類ぐらい行ってみようとおもっている。さて、今年のうちにできるか?気にはなるが、心は踊る。

その後、上記グラフの最終形にするための方法を学習し、またどうやら最後の自動処理の問題も解決できた。これで準備は万端。
graphこのようなグラフをエクセルで作成しようとすると、いろんな細かい設定を手動でしなければならず、時間もかかるし、指も疲れた。しかし今回は、ほんの1秒で出来てしまう。これは進歩だ。

別の峠越え

 うーん、なかなか渋い・・・。
 自分の性格上いつも思いが、なんでもっと行動する前に計画を立てないのかと・・・。あの大阪までのバイク行もそうだった・・・。行動して、問題にあたり、問題を解決し・・・。その場その場で問題を解決するから、全体を通すと非効率なところがある。いまやっている研究のようなものもその様相をていしてきた。
 以前ヒマラヤの遠征でたとえるなら、日本からネパールのカトマンズに着いたところというところだが、いまはカトマンズからルクラにまさに飛び立とうとしている段階。あと一箇所だけ技術的に気になるところがある。さて、それをどう解決しようか。
 現在までのところは動画の通りになった。山に樹を上、それに光をあてる。これまでとの違いが普通にはわからないが、技術的にはがんばった。樹を植えたソフトは、自作プログラム+GRASS,光を当てたのはCGソフト。2つのプロセスから作成した画像をぴっちり重ねる。これには少々てこずった。

 昨晩は仕事納めはとっくに終わっているにもかかわらず、別のプログラムを作成しており、今日の午後4時、やっと試行錯誤しながら完成。さて、ルクラからトレッキング開始まではあと少し、あと少しだ!

 12月30-1日は上高地・乗鞍のスキー・温泉でくつろぎ、1月3日・4日はもう氷河調査のための技術訓練にはいる。技術訓練といっても、先日オークションでそろえたボートと船外機の試運転。正月は「投稿論文」を一本書く予定にしているが、さてどうなることか・・・。

インストール

 山に木をはやす計画。やっとプログラム等の解決をした。22日に筑波にその件で武者修行にいくため、それまでに少々予備実験てきなことができたらとおもっている。それにまにあうよう大量データを扱うためのパソコンを用意した。ただしくは、パーツを買った。しめて12万円。その中には24インチのディスプレイも入っている。驚くほどパソコンはやすくなった。
 金曜日にパソコンを組み立てた。これまで眠っていた壊れたパソコンのケースだけをそのままに、あとはリニューアル。電源や電源スイッチなども交換した。必ずリニューアルオープンできると思い、マニュアルを見ながら部品をつなぐ。
 
 スイッチを入れた。動かない。・・・。しかし、この動きのなさは、あの部品がおかしいに違いない・・・。別のパソコンの部品と交換。スイッチを入れた。動かない。・・・。マニュアルをもう一度見直す。怪しい所を発見。一部の部品に電源がきていない(接続忘れ)。気を取り戻して再びスイッチ。起動。OSのインストール。失敗。再度挑戦・・・。

 そんなことで昨日は、パソコンの起動とOSのインストールまでは成功。しかし、GRASSのソフトやその他のソフトはことごとくエラー。挙句の果ては8Gのメモリを認識させるためのOSのオプションのインストールも失敗。

 今朝から、なんどOSのインストールをしなおしたことか。ウィンドウズのパソコンを始めて作ったときのように、なんども、なんどもインストールをしながら失敗する箇所を洗い出し、問題解決を目指す。

 午後10時半。やっと、なんとか理由は分からないがうまくいくような状態になった。そして現在、最後の(多分)インストールを最初からやり直している。

 大変な一日だった。