もうたまらん。310時間コンピュータを回しっぱなしにしているけれど、45.8%しかまだ処理がおわっていない。これは大変だ。
発想と工夫でなんとか乗り切ろうと豆実験を昨日からはじめた。オークションで一万円で落札したパソコンは、昨日からうなりを上げて処理をし続けている。当初は、このパソコンで16枚のミニ画像を作る予定だったが、今日職場にきたら、まだ6枚できただけ。おまけに、処理の命令を間違えていたため(昨日寝る前に気付いた)作り直す画像が2枚あったので、一旦終了させ再び処理を始めた。時間がかかる・・・。
そこで、もう一台のパソコンで分散させて処理させることにした。しかし、当時CPUだけで10万円したこのパソコンも、いまでは一万円のオークションパソコンに毛が生えたような速度。これまた時間がかかる。仕方ないので、いま使っているノートパソコンでも処理をさせ始めた。パソコンがいくつあってもたらない・・・。(いま家に、2年前の最速マシンがあるので、職場では世代の古いマシンしかない)。
悩んだ挙句、浮気を考えた。もっと早いソフトはないのか!しかもフリーの・・・。すると、早いかどうかはともかく、なるほど、知らなかっただけで、わりとフリーのCGソフトがあるのだなぁ。いろいろ発見。そして、それらの違いを調べていたら、「このソフトは○○だからリアル」「○○だから時間がかかる」「静止画用のCG,動画品質のCG」とか、いろいろ出てきた。そして、全体像がおぼろげながら分かってきたような気になった。
つまり、CGは近似であって現実世界では決してない。そのCGの技法も、レイトレーシングやラジオシティー以外にもいろんなアルゴリズムがある。それぞれに長所短所がある。そこが私のアホなところだった。何が何でも・・・と思っていたのだ。
そうか、私は間違っていたかもしれない。あくまで近似なのだから、近似を前提に話を組めばそれはそれで、論がたつではないか。そういえば、緒方賢の追悼番組で、緒方賢が、何事に手を抜かず役になりきろうとするわけを、友人にこういっていた、とう話を聞いた。芝居はどうせニセモノなのだから、それを演じるときにはトコトンニセモノになりきらなきゃ・・・(そんなニュアンス)。
うん、それだな。その作戦でいくことにしよう。多少の現実との誤差は、後世に託し、大きな組織にたくそう。私の役割は、そう、「パイオニアワーク」。こいつが私の目指すところじゃないか!
ちょっと気が楽になった。