自ら遠方へ出かけて話したとき、先方に共感していただけるネタがある。そんな私の”思い”や”考え”を届けるには、より多くの人と対面して話さねばならない。それには、時間が足りないし、労力もきつい。
このネタには旬がある。なるべく早くお伝えしたほうがよい話だ。急いで皆に知らせないと・・・。だから短時間で多くの人にお知らせしたい。ならば”書籍”しかない。
そんなことで、本をかかせていただけることになっていたが、前回の本で手間取り、本来の期限を過ぎても筆が進まなかった。”森林林業再生プラン”の現状に、筆の勢いがさかれ、当初の構想が崩れ、悩んでいた。これでは出版社に見放されるなぁと思っていた。
しかし、私へのリクエストがまだ健在であることが確認できた最近、にわかに創作意欲がわき、いままでの悩みのポイントを解決するためのアイデアが出てきた。3月林業月間をすごしたおかげだ。
そこで全体の物語を構成し、大方OKも出た。
いま、新しい授業やプロジェクトで、時間のかかるインプットをせねばならない。そこんところに、自分”らしさ”を発揮したアウトプットをせねばならなくなった。このアウトプットが苦しいんだよなぁ・・・。いままでは、同じ事をずーっと考えていて、その考えていることをどの切り口で書こうかと、繰り返し頭の中で演算していたが、今回はそれをする時間がない。さて、どうしたものか。
望むべきは自分へ負荷をかけ、サイヤ人がスーパーサイヤ人になるような・・・、死中に活でニュータイプになるような・・・、新しい能力が出現することだ。ともかく前回の連載からの書籍化と異なり、最初から書籍。出現するかわからないけれど、新しい道の領域に一歩踏み出すことに、ちょっとドキドキし、楽しみでもある。どんなことが自分に起きるのか・・・。結局書けないあるいは、惨めなアウトプットにしかならないかもしれないけど・・・。