この季節、体感しているのは水の冷たさ。
サラリーマン時代、住んでいたおんぼろアパートでは、風呂が沸くのに40分かかった。となると風呂に入ろうと思うと40分無意味に待たなければならない。この無意味な時間がもったいないと思った。あれこれ考えて、思い付いたことは風呂を沸かしている間に走ろう!ということ。そのため、25分のランニングと15分のストレッチで無意味な時間を節約できた。ところが、そんな生活を続けると、風呂を沸かしている間に自分が事故でもしたら、帰らぬ主人を待つ風呂釜は空焚き→炎上→火災。となってまことにまずい・・・と思い始めた。しかし、風呂を沸かさず、単に走っているだけなら、家に戻ってから無意味な40分をすごさねばならない。かといって風呂釜に火をつけてほっておくわけにもいかん・・・。・・・。入浴と運動を同時に解決できないだろうか。・・・。
そこで思いついたのは逆転の発想。「そうか!水を温めないで、体を温めて、風呂の変わりに水を浴びよう!(ちなみにおんぼろアパートにはもちろんシャワーはない)」それなら、入浴と運動を同時に解決できる。
思い出した!僕が学生のときに大学の先生のところにやってきたタイ人の教授は、僕が給湯の説明をしなかったばかりに、寒い季節朝から水シャワーで元気にしていたではないか!(あとから詫びて説明したら、なになに、水のほうが僕は好きだといわれ幸いだったが)。同じ人間だ、冷たいと思うからあの刺激がつめたいのだ。あの刺激を気持ちいいと感じるようにするのだ!と自分に言い聞かせ、朝晩の水浴びで風呂の代用にしてみた。
そんなことをしていた2年の間、いろいろ実験したが、僕の肌では水浴びできる期間はゴールデンウィークから9月下旬。そう、今頃が最後。これ以降になると水は冷たさ3倍。もちろん、水道の水でそうなのだから(実際は浴槽に水をためて室温に近づけていたが)、長良川の水なんて論外。この季節は冷たすぎる。
ところが、今日気温が20度前後だった小雨の長良川。うちの若い衆を長良川のラフティングに派遣した。彼らはウエットスーツを持っていない。まぁ、ラフトがひっくり返ることはないだろうと思っていたが、実際はひっくり返り、この長良川で泳いだそうだ。しかし、彼ら冷たかったなどと文句も言っていなかった。なんとワイルドなやつらだろう。明日から衣替えだというのに、この季節・この気象条件で川で泳いで平気でいるなんて・・・。
ところで、いつも思うのだが、春から夏になり気温が上がっていくのはジックリしているのに、夏から秋になるのは坂道を転がるように一気に寒くなる。そんな気がしてならないが、統計的には春から夏、夏から秋の気温はサインカーブで移行しているようだ。季節と感覚というのはおかしなものだ。この季節いつもそう感じる。
秋の季節にラフトに乗るのもEですね。、うろこ雲が大好きです。
僕は、秋の空
高いところにうろこ雲がでてきた数日後は雨になることが多いよ。