東京チームは低酸素トレーニングだそうだ

 エベレスト出発近づく。なんと、東京のメンバーはどこぞの研究所で低酸素トレーニングを近々して高山病対策をするらしい。もちろん、ただでさえこんど仕事に大きな穴を開ける身。そんな優雅なトレーニングをする時間はない。とすると、どうしたらいいのだろう。そこで思いつくのが、低酸素、つまり酸素が少ない。ということは空気を吸っても吸っても酸素が足りないくらい、ハァーハァー負荷を変えた運動をすればいいのか・・・。そう思い、今日は山を登るか登らまいか悩んだ。

 だって、おとついイノシイ(思い返せば色は鹿のような色だったが、鹿はいないだろう)に出会った。またあったら怖いではないか。12キロジョギングコースにしようか・・・。いろいろ迷ったが、やはり山でトレーニングしたほうが筋力はつく。しかし、イノシシ・・・。いつもならや山に入るときは熊よけの鈴をつけていく。しかし、鈴は職場に忘れた・・・。どうしたらいいんだ。

タイツ ところで、昨日かった筋肉補助のタイツを今日は試してみる。ピチピチだ。そして前回評価が高かったハーフジップの保温・速乾長袖シャツ。そいつをきて、いつものように丸太を担ぐことにする。私は頭がでかいので、ピチピチのシャツとタイツをはくとちょっとバランスが悪い。だから鏡で全姿を確認してみた。

ヌンチャク ・・・。ん?・・・。おーー、もしもこの上下が黄色のジャージに体に沿った縦の黒い線があったら、まるでブルースリーのファイティングスーツではないか?なかなかいいじゃないか・・・。おっと、そうだ、これはついでだ。山でイノシシにあったときには、ブルースリーの得意の道具で奴を追っ払おう。そう、ヌンチャクだ!私はヌンチャクを手に持って丸太を担いで街中を移動するのをためらい、ヌンチャクをひそかに丸太にくくりつけ解らぬようにして山にもって行った。

 登り。これは大丈夫だ。なぜなら、崖だからイノシシはきまい。問題は下りである。山頂についたら、私は背中をまさぐりヌンチャクを取り出した。シャキン!二回、三回振り回す。自分でいうのもなんだが、独学にしてはなかなかいけると思う。私はヌンチャクを握り締め振り回しながら山を下り始めた。

 ところが、やっぱりヌンチャクが暗闇の中で木にあたり、不規則に跳ね返って、顔面にでも当たれば痛い。これは耐えられない。そこで、私はヌンチャクをもってきたことを悔やんだ。しかし、後悔してもしかたない。私は考えた。・・・。・・・。

 私は取っておきの、イノシシ対策のヌンチャク利用法を考え付いた。その方法を実行しながら25分間下り続けた。つまり、ヌンチャクを両手で持ち、あの火の用心のときの拍子木のように、「カキン、カキン」と二つの木をぶつけて音を出し、金華山に生息する生物達に私の存在場所を知らせ続けた。やはり、向かってきた動物をぶったたいて、自分の身を守るより、動物がこっちに向かってこないほうが平和でいい。ヌンチャクなんて恐ろしい道具ではあるが、この平和利用にちょっと満足だ。

ソール しかし、今日軽登山靴のソールがはがれていることに気づいた。まだあんまり履いていなかったのに・・・。クソー、「テクニカ」め!もう二度と買うものか!以前購入した「アゾロ」はよく長持ちしたなぁ~。それにしても、この出発直前に靴を新調しなければいけないとは・・・。運が悪い。

 なお、昨日買った筋肉補助タイツ、のぼりは対してなんとも思わなかったが、下りは楽だった・・・。いい買い物をした。

1 thought on “東京チームは低酸素トレーニングだそうだ

  1. takejima

    今朝、あらためて昨日のファッションを考えてみたが、ありゃ~、ブルースリーというよりおも江頭2:50分だった。

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