NHKのニュース

 とりあえず、TVのニュースは毎日いくつも見るようにしている。朝7時のニュース、可能なら夜7時のニュース、そして夜9時のニュース。

 最近、見ていて頭にくるニュースがある。「夜九時のNHKニュース」だ。ニュースキャスターが、細部に自分の見解を言い過ぎるのが鼻について気分が悪い。あれは、いかん・・・。そう思っていたら、ライブドアのネットニュースでhttp://news.livedoor.com/topics/detail/3881539/そんなことを書いた記事があって、思わず笑ってしまった。なるほど、やっぱりそう思っているのは私一人ではなかったかぁ・・・。

 実は更なる問題点にも私は気づいて、あのニュース番組が心配になっている。どうしちゃったのだろう、NHK・・・。それはなにかというと、左隣の女性のキャスターである。スポーツを担当しているだけのときはよかったのだが、彼女はいま、あるニュースが終わった後に、となりの男性キャスターに「・・・では、これからどうなるのでしょうか?」などと聞いている。それが問題だと思っている。

 理由1 これからどうなるのでしょう?って聞くけど、それだけ日ごろから情報収集して考えていないということをさらけ出している人が、その記事がおわって次の記事のニュースを読み上げていると、「おいおい、そんな無知なあなたに私たちは情報を”頂いている”のだから、しっかりしてくれよぉ」と思うのである。しかし、これは、私の妄想力ではありえない、あの女性のニュースキャスターは、別にスポーツだけ楽しんで報道しているわけでもなく、日ごろの政治や事件などにも関心が高く、勉強しているはずだ。なんといっても、狭き門のニュースキャスターという職についているのだから、意識は高いはずなのだ。となると、理由2の問題がでてくる。それはこうだ。

 つまり、無知な人として、男性キャスターに見解を尋ねるのは「演出」なのだ。いくら鮮度が大事なニュースにしてもリハーサルくらいはやるだろう。あの女性は、リハーサルを想像させなく素の「真顔でたずねている」ようにみえるが、リハーサルをして、質問の内容とそれに対する答えの時間を計っているはずだ。いくらスポーツで時間調整をするにしても、それくらいの時間を抑えていないと、ニュース番組が成立できない。時間内にきちっと終わらない。・・・と、思っている。だから、あの女性キャスターに「素の質問」をさせるのは演出に違いなく、それを演じなければならない「意識の高いあのキャスター」の胸中は穏やかではないだろう。そう考える私は、あのニュースのディレクターかプロデューサーの構成力に問題を発見する。

 あのニュース、男性キャスターの「すべてを知り尽くしているぞ的な物言い。しかも、よいことは”よい”といわず素通りし、”ん”と思うことをトコトン批判するあの態度は、見るものに不快感をあたえる(上記、ライブドアのネットニュースでそう感じるのが私だけではなかったことがわかった)。さらには、あの演出によって女性キャスターを「無知に仕立て」、その彼女に我々は「日常の出来事の善悪を考えるネタを貰っている」ことの不愉快さ。
 そんな意味で、ディレクター・プロデューサーの良識を疑う。大丈夫だろうか、NHK・・・。心配になってきた。受信料を払っているんだから、そう発言する権利は私にもあるだろう。NHKしっかりしろ!

2 thoughts on “NHKのニュース

  1. thara

    NHK9時のニュース・・・
    私もあの2人のキャスター見るたび不愉快さが募ります。
    T島さんが仰るように女性は「演出」しています。それは今の番組進行の流行かもしれません。
    民放のやり方に似てきている気がします。
    それはいいのです。彼女は他の番組で出るときは「考察力」や「話の引き出し方」は彼女自身の体から湧き出た言葉だと感じます。
    自分がいつも気になるのは、男性のほう。
    彼は恐らく柔軟性のない型にはまった人物に思えてなりません。
    意見を述べる時、何の感情も入っていない。ただ原稿をそれなりに読むだけです。そうでないかもしれませんが、画面上では、そう感じます。

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  2. takejima

    ほんとNHKに不安を感じますねぇ。
    ちなみに私も、気になるのは男性のほう。
    そして、一番問題におもうのは、あのようなキャスティングと作り方をするディレクター・プロデューサー、そしてNHKの会社の体質です。

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