IT時代の余生の過ごし方

畑全景 今日、雨の切れ目を縫って農園の収穫&草取りに行ってきた。

4月以来、市の農園を借りている見ず知らずのじい様たちに、挨拶すると話し掛けてくれる。そのコミュニケーションによって、農作業の悩みを解決できたおかげで、瀕死のゴーヤ(職場のゴーヤとは違う)や丈の小さなピーマンやナスも収穫できるようになった。Tossanにもらったサツマイモの活着して順調・順調。
昨年は、無農薬などといってオシャレに農業をしようと思ったが、無農薬だとか有機栽培などは、神さんのやることで、私のような初心者には「化学肥料のドーピングにつぐドーピング」でも、まずはまともに収穫に行き着くことが先だと気づいた。

さて、今日話し掛けてくれた人との立ち話は面白かった。
3週間前にその人が植え付けた秋に収穫できるキュウリの種をもらったが、一週間で芽がでたのだが、二週間前に見に行くと跡形もなく消えていた。あまりにショックだった、あの事件。せっかくもらったのに、上手に育てられずにすいません。お詫びしたが、初老のおじさんは、肥料のやりすぎで根が腐ったんだろう。などと世間話・・・。につぐ、世間話・・・。

そんなとき、彼が腰のウエストバックからデジタルカメラを取り出し、畑にいたコオロギを写真に撮った。まさかとおもったが、おじさんに「ブログ」ですか?と尋ねたら、シャイな笑顔で「そうなんやてぇ~」と岐阜弁で応えてくれた。なんでもこういうことらしい。

退職後、ボケ防止にと思い近所のパソコン教室に一時間1050円でパソコンを習いにいき(仕事でつかったことはなく、退職後に初めてパソコンをつかう)、メールのやり方を教えてもらった。さらに、「ブログってなんやろう」と思い教室で教えてもらいブログ開設にこぎつけた。

結局、ボケ防止のために毎日ブログをつけようとしていると、どうしてもネタ探しをいつもするので、毎日の発見が多くて楽しいということ。毎朝は確実に記事を投稿するとのこと。これはいい事だ!と思った。確かに、毎日つけようと思うと、ネタを探す脳細胞が活性化するような気がする!しかも、そのおじさんのブログには固定客がつくようになり、北は北海道、南は九州の方々からコメントをもらうそうだ。しかも、「今日はキュウリが取れすぎた。食べきれん」と記事をアップしたところ、「それなら、あーやって料理しろとかレシピを書いてコメントしてくれる」などと、うれしく笑っていた。

なるほど、ブログのコミュニケーションとはこういった老人の余生の過ごし方に入り込んできているのだなぁと実感した。

なお、このおじさんと盛り上がって世間話をしていたら、話の最後に彼の今日の収穫のキュウリとナスをもらった。
収穫夏野菜

5 thoughts on “IT時代の余生の過ごし方

  1. 園芸ネタのtossan

    おっ、ええ話! 今夜も我が家の食卓は畑のものばっか!(岐阜弁) です。 今年のイモ畑はイノシシ君もまだ現れてません、防御ネットが効いてるのでしょうか。

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  2. lee

    多分、文章を簡潔にしないと、じいさんのように客はつかないと思います。

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  3. lee

    ちなみに我が家は、ハーブ育ててるよ。おかんの弟宅から無農薬キューリ、玉ねぎ等、季節の野菜は沢山やってきます。ゴーヤもきだしたね。去年も飽きる程食べました。

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  4. takejima

    僕もハーブを育てているよ。
    職場農園で・・・。
    アップル・ミントとローズマリー。
    岐阜市の農園からペパーミントも移植しようと思っています。
    ちなみにうちの学生さんは、無肥料・無農薬の紅茶の販売を目指して、紅茶作りに励んでいます。

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