原点

先週、インドネシアから帰ってきた放心状態で何気なくテレビのチャンネルを回していた。そして運命的な出会いをした。BS日テレ 土曜日午後11時から12時の間に「ブルース・リー伝説」なる番組の初回放送を、ほぼ番組のはじめから見ることが出来たのだ。ブルース・リー。中学のときにテレビで知って以来、私の人生に大きな影響を与えた彼。その彼の物語だ。

私の高校時代はブルース・リー、ジャッキーチェン、リーリンチェイに近づこうと日々鍛錬の毎日だ。もちろん、両親にはまことに申し訳ないが、勉強どころではなかった・・・。

また、スカパーにヒストリーチャンネルというチャンネルがあるが、そのチャンネルでブルースリーのバイオグラフィーをやっていたのも5・6年前に奇跡的に観ることが出来た。その番組でブルース・リーが単なるアクションスター・武術家だけではなく、香港→ロスアンゼルスと暮らしている中で、白人からあからさまに受けた侮辱や差別をバネに、世界に「アジア」を認めさせたヒーローだということも理解するに至った。

宮本武蔵の五輪の書を愛読し、哲学的な思考の持ち主。

同じアジア人として、高校時代にもまして敬意を表している。

その彼の番組である。見逃すわけにはいくまい。

そして第二話の中の会話が、また43才のおっさんの心を捉えた。ブルースリーが最初に本格的に学んだカンフーは詠春拳であり(香港にいったときその道場の場所をたまたま知った)、その習いたてのときに兄弟子からブルースリーに言われた言葉。こいつがすばらしい。
「詠春拳は素質がなければものにすることができない。しかし、素質あるものでも礎がなければものにならない」。く~~!いい言葉だ。何事もそうだと思う。毎日その言葉を思い出し、精進することにしよう。

ところで、そのブルース・リーを演じているのが、少林サッカーでゴールキーパーをやったダニー・チャンがブルースリーを演じているし、映画「少林寺」でワン将軍を演じた達人、同じく酔拳を演じた達人も出演しており、これから毎週目が離せない。(30話まであるようだ)

2 thoughts on “原点

  1. takejima

    うー、場面がうかびますなぁ。ときどき、学生にその言葉を使うことがあります。
    なかなかカンフーは奥深い。

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