新学期

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今週の水曜日に入学式があった。2・3と授業がなかったが、これから授業が始まることとなる。

うちの職場にある教室で、常々不満に感じていたことがある。ホワイトポードが小さいということだ。字を小さく書かないといけないし、学生はノートに書き写す前にホワイトボードの字がけされることもあろう。そう思っていつも不満を感じていた。

県の緊縮財政のあおりをうけ、県内の各所にあった「自然の家」が昨年度閉鎖された。その閉鎖にともない、施設の備品が放出された。うちの職場には、優先的に備品をいただく権利はないようだが、貰い手のないものは引き取る権利ぐらいはあった。貰い手のなかった、「デジタルビデオ」「糸鋸」「ホワイトボード」などを先日引き取ってきた。

さて、ホワイトボード。エイヤーで引き取ってきたのはいいが、職員室にあるような行事予定表で、大きいことはいいが、あっちのこっちに線が引っ張ってあるうえ、文字も書いてある。もらってきたはいいが、どうしたらいいか・・・。悩んだ・・・。

悩んだ挙句、新学期が始まったら工事を始めることもできないので、学生さんにお手伝いいただき、ホワイトボードを取り付けた。あっち、こっちの線はさらに線を加えて、「方眼」です!とすれば、まぁいいか。とりあえず取り付けた。

一人の学生がその取り付けの最中、ホワイトボードの線をカリカリ削り始めた。なるほど、削れないことはないのか・・・。しかし、時間がかかる。半年くらい、一日10分、カリカリ線を削れば、そのうち方眼から無地になるか・・・。

学生の試行錯誤があったようで、しばらく目を離した隙に、大々的に線を削る方法を開発したものが現れた。それによって、もしかしたら、今日中に無地に!?などという希望が現れた。なんだか、人類進化のダイナミックさを見るように、ある者が開発した方法が伝播し、あれよあれよと、線が剥がれていく。

さて、数時間後、方眼でしのごうとおもったボードが、無地に変った。

すごい・・・。
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2 thoughts on “新学期

  1. tossan in slowlife

     私の職場もこの冬は県立の施設からいただいたものがあります。青年の家が保管していた自炊やキャンプファイアーに使われる予定の焚き物(廃材)。冬の仕事のひとつが夏場の宿泊研修で使う薪作りです。本来なら職員で炊事場の周りのコナラなどの立ち木を倒し薪の束を作るのですが、今冬はこのチェンソー作業が省略できました。県立の施設で利用していたグループの流入が多くなりそうです。15日からはこれらの団体の「指導者の研修」が始まります。

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  2. takejima

    私も、森林調査のためのキャンプ道具を申請はしたのですが、うちの職場が教育委員会の管轄ではないということで、あまりもののみが入手できました。
    それが、ホワイトボード・デジタルビデオ・糸鋸でした。
    これからの季節は何を植えるのがお勧めですか?トマト?とうもろこし?いま悩んでいます。

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