セーフでした。

なんとか身包み剥がされることなくホテルに戻ってきた。怪しいにおいを感じつつ運命にわが身をゆだねたのだが、私のガイドは4日後に滞在することになるキスムという町から心理学を学ぶためにモンバサの大学に通う2年生の学生だった。高額な学費を工面するため、会社を立ち上げているとのこと。
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まずはArabuko Sokoke Forestだ。この森林はソマリアからウガンダにかけて昔存在した海岸林ではあるが、いまはこの地域に唯一に近い状態で残っている森林だそうだ。とくに蝶の生息が有名で、ここにしかいない固有種があるとのこと。昨年のインドネシアと比較して驚くのは、土壌がビーチと同じ白い砂の上に森林が形成されているということだ。インドネシアで訪れた場所は失地林で植物の遺骸があまり分解されず、まるで障害物競争の様相を呈していたが、ここでは分解が早いのか、数枚の葉が覆いを除けると砂地であり、硬くしまったビーチの砂浜と同様に歩きやすい。大分驚いた・・・。
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アリ塚というやつもみた。また、像が倒していった木や足跡も多く見た。アフリカといえばサバンナで赤茶けた大地にポツポツと木が存在し、その木陰でライオンが獲物を狙っている図が目に浮かんだが、どうやらそれだけではことが実感として理解できた。
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一方、驚いたのはモンバサからArabuko Sokoke Forestへの道中の100キロくらいの道のりを歩いている人が多いことだ。運転手に話をきくと、彼らは車もバス代もないので、平気で10キロ20キロ歩いて移動するとのこと。しかも木陰で休んでいる人々が多いので、彼らはなにをしているのか?と尋ねたら、彼らは仕事がないからあーしているとのこと。45%の失業率。政府はなんの対策もしていないとのこと・・・。しかし、驚いたのはそればかりか、失業者はどうやって食っているのか?と聞いたら兄弟・親戚のところにいって食わせてもらうとのこと。
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日本人にしてみたら、畑でも耕して自分の食い扶持は自分で・・・という考え方があるが、アフリカに来る前に読んだ本にあったよう「食料を分け合う文化」があるために、食うものも食わせるものも、ただ普通に呼吸するように当たり前のことらしい・・・。エキゾチック アフリカ!
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Bamuri Natural Trailは、これまた魅力的な森林だった。ホテルから数キロしか離れていないが、動物や大きな木のある森林公園だった。動物はというと写真のとおり。時間の都合で今回サファリにいけなかったが、動物園でしかみたことない動物が手の届く範囲でうろちょろしているのはビックリだ。
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明日はモンバサ最後の日。10時にモンバサ市街経由のタクシーが迎えに来るが、その前に朝飯をくってから1時間カヌーを借りることにした。ホテルの目の前のビーチで泳いだが魚があまりにもいない!しょうがないので、遠くに見えるラングーン(環礁)までカヌーで近づいて海の様子を探ってみようと思う。

2 thoughts on “セーフでした。

  1. 感動! tossan

    KENYAから届きました! 地球儀みてます、1万キロ・時差-10時間とみました、参考はNZ間。赤道直下キリマンジャロの写真をぜひ。タロイモ食べてみたい。野生の真っ只中?気をつけて、おっと私の村にもクマ出没情報出ました。

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  2. takejima

    残念、6時間です。
    今朝はカヌーしてきました。
    はやりインド洋には魚がすくないです。
    クマくれぐれもお気をつけて

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