今日、一枚のはがきが職場に届いた。
その思いがけない、丁寧なごあいさつをみて、少々放心状態になった。葉書は、いまの自分に「色」と「精神」をくださった方の縁者からのものだった。その縁者とは世界のヒーロー、そして私の永遠のヒーロー、世界7大大陸最高峰世界最初登頂者、ナショナルジオグラフィックで表彰された国民栄誉賞受賞者の奥様からだ。
大学1年生までの私は、別段アウトドアなことに興味があったわけではなかった。単なる、カンフー好き、ギター好き、天文好きのノー天気少年。そんな私が、大学入りたての春、何気なく映画館に入って見た「植村直己物語」によってアウトドアへの経絡が開かれた。それ以来、入った大学の学科を変わり、大学の長期休みは小冒険に費やし・・・。そして今に至る。
そんなことで、彼は私にとって”目指すべき方向”であり”追いつけない偶像”だ。
最近出させて頂いた、私の本の中で、彼には2度ほど登場していただいた。自分が彼にどう影響をうけたか・・・を説明するために。
といわけで、私は、いまは亡き彼の奥様に、そのことを知っていただこうと思った。しかし、もちろん住所は知らない。そこで、彼を支援していた出版社気付、奥様当てに書籍とご挨拶の手紙を送った。
そして、それい対する挨拶葉書が本日来たというわけだ。
私は手紙の中で、「どれほど彼に影響をうけ」「それによって、どんな意義ある生き方を知ったか」「自分に意義ある生き方を彼がくれたよう」今度は私が「植村スピリッツをいただいたものとして」「後進のために彼を語り継いでいきたい」とご挨拶した。
そして、それに対して「ご挨拶を拝読し植村に対する思いを知りました。うれしいことでございます」との言葉をいただいた。
これにより、また一人、その人に対して恥ずかしい生き方をしてはいけない対象の方ができた。いつまでもその方に正面から顔向けできるような生き方をこれからも続けていこうと思った。、
昔から、“頑張ってる子にはご褒美”が。
先生よかったですね、宝物が増えましたね。
春風接人さん、おはようございます。
励みにします。