少なからぬ驚き

昨日、中部山岳ガイド協会の方々を対象にしたGPS研修の講師をしてきた。山岳ガイド、まさにGPSの活躍の場。

日頃GPSを活用している方だからと思い、研修メニューを用意した。

ところがビックリ。15人ぐらいの参加者のうち、3分の2はGPSを持っていない、とう状態だった。

思い返せばそれも当たり前か!彼らはコンパスと地形図で現在地を読み取るエキスパートだ。GPSに頼れば、コンパスと地形図を使いこなせないということを宣言してるようなもの。いまさらGPSなんかなくても・・・。そんな気持ちがGPSの所有を思いとどまらせていたのだろう。

そしてつくづく思う。GPSなどのITの先端にいる人と、それを使う人との意識のズレ。GPSオタクたちの議論は私にも判らぬほど、意味不明な暗号が飛び交う世界。でも、その道具を求める現場は・・・、もっと簡単なことを必要としているんだよなぁ・・・。

ますます、自分のポジショニングがはっきりした研修だった。最先端技術と現場との橋渡し役。それが私のポジションなんだろう。

4 thoughts on “少なからぬ驚き

  1. つうくん

    同感。
    GISで森林管理、大変興味あるけれど、システム一式の導入費とそれを使いこなすための時間。
    そしてそれがどれだけ仕事に役立つのか。
    費用対効果は?
    とまあ、今管理している程度の面積ではまだ必要ないなあと感じている知識不足の現実です。

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  2. takejima

    つうくんさん おはようございます。
    森林管理とGISについては、いま構想中の「書き物」がありますので、ちょっと期待して(?)おまちくださいませ。

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  3. 追伸 tossan

    この冬のNZ行き、持って行ったカメラ(パナソニック・LUMIX)はGPS機能が付いてました。帰ってきて知ったようなことですが、倅が地図上に歩いた跡を表示してくれました。

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  4. takejima

    tossanすごいですね。ミルフォードトラックもグーグルアースに重ねて見えたりしていますか?そのカメラは方位も記憶できるものですか?
    GeoSetterというソフトを機会があればつかってみてください。(フリーソフト)このソフトは写真とGPSと方位の管理をすごく簡単にできるソフトで、地図上でどこからどこを見た時の絵かを教えてくれます。

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