大学二年生の夏休み

現像してから一度も見ることもないような、スライドがある。部屋のスペースばかりとっている。
廃棄する勇気もない・・・。
そんなことで、デジタル化することにした。
スライド・ネガをデジタルデータにするスキャナーを購入し、せっせとデジタル化に励む。
そんな折り、現像して、写真に焼いたことを忘れていた写真がでてきた。
(これまでこの写真をみた記憶がない)

私的、お宝発見!!

大学二年生の夏休みに愛知県から北海道知床まで歩いていった。一月半の徒歩旅行だ。
知床半島は周回する道路がない、日本で唯一の秘境だと高校生の時思った。
そこで大学二年生の夏休み、知床半島を海岸線沿いに一周してやれ!と歩き出した。

カムイワッカの滝で林道のゲートが下りている。これが一般車両の通行限界。
私は、そこをくぐって一人林道をあるく。
林道の終点が海岸線で終わる。
あとは、大きな石を乗り越え、ときに海を泳ぎ、前に進む。
↓こんな感じ。

Untitled (98)

まずは自分が空身で泳ぎ、後からロープでリュックをたぐり寄せる。

泳いでいる最中に昆布が足に絡まったりして気持ちがよくはない海泳ぎ。岩登りだった。

いまから思えば、よく一人でこんなことしたものだと思う。

結局、途中で命の危険を感じて引き返したが・・・。

知床のその海岸線でキャンプしたとき見た空が
いままでで見た星で一番綺麗な星が見れた場所だった。

ヒグマにも出会ってしまった、おそろしい体験だった。
Untitled (99)

4 thoughts on “大学二年生の夏休み

  1. !!!・・・すごい! tossan

     すごいですね 映画の一場面のようです。
    この先には「自由の女神」が砂に埋もれているのではないでしょうねっ?

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  2. !!!・・・すごいっ! tossan

     映画の一場面のようです。手前には監督さんとカメラマンが・・・そして この先には、砂に埋もれた「自由の女神」が・・・そんな雰囲気。

    返信
  3. ・・・tossan

    感動的でした、チャールトンヘストン「・・・の惑星」第1作の最後の場面、ちょっと思いだします。

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  4. takejima

    意外な反応に驚いております。私に髪の毛があることに驚いて頂いたのかとおもったら、そうではなかったようですね。
    結構、海水が冷たくてねぇ・・・。
    知床半島の断崖にへばりつくように「滝の下番屋」というところがあるのですが、そこに2泊とめて頂きました。
    テント張っていたら、中に入れよ、飯食えよ、酒のめよ、風呂入るか?といろいろとよくしてくださいました。あさ、網から素潜りでとった鮭をその場でさばき、石狩鍋を頂戴しました。そのときの写真があればいいのですが・・・。
    あーーー、貴重な経験です。

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